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空港から出入国する旅客の申告制度の3大変化

 

 2005年7月1日から、税関は空港から出入国するすべての旅客について新たな申告制度改革を実施する。なぜ今回の改革を行うのか。旅客の出入国にはどのように変化があるのか。通関のスピードに影響することはないのか。税関総署監視管理司の責任者に聞いた。

 ◇すべての出入国旅客に書面申告の義務

 問:7月1日に税関が旅客の申告制度を改革した後、どのような変化があるのか。

 答:今回の申告制度改革では、空港経由で出入国する旅客が一律に「中華人民共和国税関出/入国旅客荷物申告書」(以下「申告書」という)に記入して、税関に申告することが求められる。今回の改革で主に3つのことが変わる。

 第1に出入国旅客はすべて税関に書面で申告することが必要になる。7月1日から、税関空港から出入国する旅客は、規定によって検査を免除されるか、税関が監視・管理を免除している者及び成人と一緒に旅行する満16歳以下の旅客を除いて、すべて「申告書」に記入するとともに、記入した「申告書」を税関の申告台前で税関員に渡さなければならない。書面申告は旅客の申告の唯一の形式となる。第2に出入国旅客の申告する内容と項目が変わる。第3に入国する旅客の荷物の免税限度額が明確になった。旅客が輸入する携帯品は、従来の金額、数量を合わせた方式から具体的金額の方式に改められた。すなわち、居住者〈訳注 中国に居住している者〉は5000元以内の、海外で取得した自用のための物品を免税で持ち込むことができ、非居住者は2000元以内の、中国国内に残しておく予定の自用のための物品を免税で持ち込むことができる。

 ◇旅客の通関手続きを国際化

 問:今回の改革の目的は何か

 問:今回の旅客申告制度改革の目的は、5つにまとめられる。第1は国の政治、経済、文化及び生物の安全を守ること。第2は税関の法に基づく行政を徹底させること。第3は通関港の限られた資源をさらに再編し、管理能力と効率を高めること。動植物とその製品を携帯している旅客も税関に1回書面で申告するだけでよく、申告手続きが簡素化され、旅客のスピーディーな通関に都合がよい。第4は出入国旅客の適法な権利を比較的よく保障し、法律上の紛争を避けること。出入国旅客は「申告書」の記入を通して、税関の規定を十分理解し、自分の権利と義務を明確にし、法律をめぐる争いを減らすことができる。第5は国際慣行に合わせ、旅客の通関を国際化すること。なかでも出入国旅客に権利、義務をはっきりさせ、法律に基づく申告、納税の意識をもたせるのは非常に重要なことだ。

◇改革で通関のスピードに影響がでないか

 問:改革によって税関の管理がより厳しくなると考え、通関スピードに影響がでることを心配している人もいるが。

 答:より厳しくなるのではなく、より規範化されるのだ。今回の旅客申告制度改革は主に情勢の発展に合わせ、諸外国の税関の慣行に従って、申告方式の統一と規範化をはかり、従来の「書面申告」と「行為申告」という2種類の申告方法を1種類の方式に統合するためであって、以前より厳しく管理するものではない。まして1人1人チェックするようなものではない。

 今回の改革を円滑に進め、旅客の通関スピードに影響がでるのを避けるため、税関は旅客の「申告書」記入面で、多くの準備作業を行い、各航空会社、航空券販売所や旅行社に対し、出入国旅客に事前に「申告書」を渡して、大多数の旅客が税関検査の現場に入る前に記入を終えているようにするよう要請した。旅客が正しく、ありのままに記入しさえすれは、通関のスピードへの影響は大きくないといえる。

 問:居住者の携帯品の免税の基準5000元は低過ぎると考える人もいるが、あなたはどう考えるか。

 答:まず、法に基づく納税はすべての公民の義務であることを強調しておきたい。次に、居住者の携帯品の免税基準5000元は、近年のわが国の改革・開放の情勢に合わせ、同時に諸外国の基準を参考に決めたもので、他の国に比べて高めである。例えば、世界税関機関(WCO)の「税関制度の簡易化及び調整に関する国際条約」の特別補則は、入国旅客の免税基準を75SDR(約925元)としており、マレーシアの入国旅客の免税基準は200リンギット(約600元)、韓国は400㌦、カナダは60カナダ㌦、オーストラリアは400オーストラリア㌦、米国は800㌦で、たいていわが国より低くなっている。

 問:一般旅客が特に注意すべきことはなにか

 答:今回の制度改革後、出入国旅客は規定に従って「申告書」に記入し、税関に書面で申告することになる。また、スピーディーな通関のため、入国旅客は機内で「申告書」を請求して、入国前に記入を終えるようにし、出国旅客は航空券販売所や旅行社で事前に「申告書」を請求して、出国前に記入を終えるようにするのが望ましい。

◇準備作業は完了

 問:改革が順調に行われるよう、税関はどのような準備をしたのか、現在の進展状況はどうか

 答:今回の改革が順調に行われるようにするため、税関は以下のような準備をした。

 旅客申告制度の改革では、税関検査現場の適当な改造と見直しが求められるが、検査現場の改造作業はほぼ完了した。旅客の書面申告実施後は、税関検査現場に申告台を増設し、税関員を配して、旅客の申告を受け付けることが必要になる。税関はすでに第一線の人員を補充し、7月1日の改革実施後、すべてのポストで職員が十分対応できるようにしている。

 中国語、英語版「申告書」第1次分はすべて印刷を終え、すでに各地の税関に発送されている。各地の税関は、出入国旅客が早めに入手して記入できるよう、いま関係の航空会社、旅行社や航空券販売所に届けているところだ。

 


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