| 「日中民間友好団体代表者の集い」にての発言 日中経済協会会長渡里杉一郎 |
| 2005/04/12 |
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日中経済協会会長の、渡里でございます。 日中国交正常化以前の覚書貿易時代を含め、40年にわたって、両国の経済関係促進のために尽力してまいりました立場から、ひとこと、発言申し上げます。 昨年は、日本にとって、中国が第一位の貿易相手国となりました。 また、日本企業の中国への投資は3万件を越え、中国の貿易・雇用・工業付加価値への貢献など、両国経済は、もはや糾(あざな)える縄の如く、不離一体の関係となっております。 このようななか、両国間において不正常な現象が起きていることは、大変残念なことであり、心を痛めております。 私ども協会は、一昨年、2003年6月に「21世紀日中関係展望委員会意見」をとりまとめ、我が国国内でも公表いたしました。同時に温家宝総理にも直接ご報告いたしました。 その中で、「戦後55年余を経過した今日においても、教科書問題、靖国参拝問題などで中国の反発と不信を招いているが、このような事態は不幸なことである。こうした事態は、日中間の信頼関係を損ね、経済関係の発展に少なからぬ影響を与えている。歴史認識を明確にし、未来創造に挑む日中関係の確立に、一層努力する必要がある」と述べております。 しかしながら、昨今、中国内で発生している、一部の過激な人々の行動について、私どもは深く憂慮いたしております。 安全・安心というものは、ビジネス交流、人的交流上も、最も重要な要素であり、一日も早い事態の収拾正常化を願っております。 アジアにおいて日本と中国は、言わば楕円形の二つの中心をなすものであり、お互いに尊重し、協力しあうことにより、アジアにおける新しい未来を、共に知的な進化をとげながら、きり拓いて行くことができるものと信じております。 そのためには、両国の相互信頼をより強固なものにするため、様々な分野において、相互理解促進のための交流活動を一層活発にすることが、重要なことであると思います。 本日の集いで付議されるアピールが、両国民の友好を願う世論の醸成に、大きな役割を果たすことを、強く期待しております。
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