| 世界一流の観光地を目指す中国の海南省 |
| 2008/04/17 |
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アジア最大の豪華客船であるスタークルーズ傘下の「スーパースター・ヴァーゴ」が14日午後、オーストラリア、日本、インド、韓国などの国や地域の高級観光客1000人余りを乗せ、海南省の三亜市に到着した。この客船は三亜に8時間近く滞在し、観光客はその美しい景観を楽しんだ。 三亜市に国際的な豪華客船が寄港するのは今回が初めてではない。中国最大の経済特区である海南省政府の担当者は次のように表明した。海南省は開放を拡大し、観光産業のソフト施設とハード施設の整備を進め、熱帯地方にある観光地として知られる海南を世界一流の観光地として育てるつもりだ。 海南省観光局の張キ(おうへんに奇)・局長は「歴史的チャンスをとらえ、国際的観光地の基準に基づいて省全体の建設を進め、観光産業を牽引(けんいん)車とする第三次産業の質とレベルを引き上げ、海南省の今後の発展を支える支柱産業として育成していく」と述べた。 海南省は熱帯と亜熱帯にある中国最南端の一級行政区で、陸地面積は3万4000平方㌔にのぼる。広東省が管轄していたが、1988年に一級行政区に昇格し、面積が中国で最大の経済特区となった。同省の観光産業は過去20年間に急速に発展した。 昨年海南省を訪れた内外観光客は1987年の24倍に当たる1845万人、観光収入は同150倍の171億元に達した。観光収入が域内総生産(GRP)に占める割合は2%から14%に増えた。 観光産業は最も大きな潜在力をもつ産業の一つになりつつあり、開放と優遇政策が海南島の観光産業を急速に発展させる大きな原動力になっている。 海南省は全国の一級行政区に先駆けて航空権開放、現地ビザ発給、ビザ免除などの開放政策をとり、海外観光客の誘致に力を入れてきた。現在、韓国、日本、ロシア、マレーシア、米国など21カ国の5人以上の観光団が同省を訪れる場合、ビザが免除される。また、定期航空路14本を含む44本の国際線が開かれている。 海南省で最も重要な熱帯海浜観光都市三亜市は、ますます多くの外国船会社から注目されるようになっている。すでに世界の3大クルーズ会社である米国のカーニバル・クルーズライン、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(同)、マレーシアのスタークルーズが、三亜に連絡する定期航路を開設している。 海南省を訪れる海外観光客は近年、大幅に増加している。昨年の海外からの観光客は前年比22%増の59万人に達しており、今年は88万人を目指している。 しかし、国際的観光地を目指す海南省の事業は多くの試練にも直面している。同省観光局の陳耀・副局長は「スタートが遅く、インフラ整備が遅れていることから、海南省の観光産業の管理レベルや環境は、米国のハワイやタイのプーケット島など世界的観光地より劣っており、管理体制や人的環境や全体のレベルを向上させる必要がある」と述べた。 陳副局長はまた、次のように表明した。海南省は今後、観光産業の管理体制や関連環境の国際化に取り組み、商品包装や言語環境、人材養成などを国際基準に合わせなければならない。海南省で働く観光ガイドは7000人余りにのぼっているが、外国語を話せるのは全体の10分の1以下の600人にすぎず、市場のニーズに応えられない状態だ。 三亜ガイド管理センターの関係者によると、同市の一部のホテルやゴルフ場では、ロシア語、韓国語、日本語ガイドの養成に力を入れており、三亜外国語学校では、韓国語、フランス語、イタリア語、スペイン語を学ぶガイドが増えているという。 共産党海南省委員会の衛留成書記は省第5回党代表大会で、海南省は現地ビザ発給、21カ国の観光団に対するビザ免除、航空権開放などの優遇政策を利用することを踏まえて、より開放された出入国管理政策と航空権政策、より柔軟な観光事業審査認可政策の導入を目指していくと表明した。 (海口4月15日発新華社)
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