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胡錦涛主席、インド、ブラジル、南ア、メキシコ首脳と会合
2008/07/08

 

 胡錦涛国家主席は8カ国グループ(G8)と発展途上国との対話会合に招かれて出席するインドのシン首相、ブラジルのルラ大統領、南アフリカのムベキ大統領、メキシコのカルデロン大統領と共に、8日午後、北海道道庁のある札幌で会合を開いた。5カ国首脳は南南協力、南北対話推進、共同発展の促進および共に関心を寄せるグローバルな問題について意見を交換した。

 会合は札幌グランドホテルで開かれた。会談の始めに議長のカルデロン大統領がまずあいさつした。続いて他の指導者が相次いで発言した。

 胡主席は演説の中で、まず中国政府と人民を代表し、ブン(さんずい+文)川大地震災害に立ち向かう中国に対する各国政府と人民の大きな支援と心からの援助に心から感謝し、中国人民に対する各国人民の同情と見舞いに心から感謝を表明した。また中国政府と人民には国際社会の関心と支援の下、この大震災に打ち勝ち、被災地人民の一日も早い素晴らしい古里再建を支援する決意も自信もあると表明した。

 演説の中で、胡主席は現在の国際情勢に対する見解を述べた。発展途上国の国際問題におけるますます増大する影響力と役割について述べた中で、次のように指摘した。発展途上国は世界平和を守り、共同の発展を促す重要な力である。われわれ5カ国は重要な発展途上国で、5カ国の協調・協力を強化することは、各国の発展に有益なだけでなく、南南協力の強化、南北対話の促進、人類の平和・発展の崇高な事業の推進にも有益なものである。

 胡主席は、5カ国は次の面に引き続き重点的に努力すべきだと述べた。

 (1)団結協力し、共同の発展を促進する。現在、世界経済の成長における不確定要素、不安定要素が増大し、われわれ5カ国の発展に直接関係し、影響を与えている。われわれはこれについて意思疎通と協調を強め、互恵・相互利益の二国間、多国間協力を進め、不利な要素に共同で対処し、経済の速い発展の勢いと活力を維持し、世界の経済発展に引き続き貢献しなければならない。

 (2)協調を強め、南南協力を推進する。われわれは南南協力の促進に積極的に貢献し、模範を示す役割を果たさなければならない。一方でわれわれは多国主義と国際関係の民主化を共同で促し、発展途上国の国際問題における参加権と政策決定権を強め、発展途上国の発展のために有利な外部環境を勝ち取らなければならない。また一方で、われわれは国際経済、金融、貿易、発展システムの改革を積極的に推進し、発展途上国の正当な権益を守り、各種リスクと挑戦に対応する能力を高め、世界経済の均衡、調和、持続可能の発展をはからなければならない。

 (3)長期的に考え、南北対話を推進する。われわれは引き続き、積極的、実務的で、小異を残して大同につく原則に従い、南北の各国が平等、互恵、協力、ウィンウィン(共に勝者になる)の新しいタイプのパートナーシップを築くよう促さなければならない。われわれは先進国との協議を強め、国際社会の資源を十分生かし、世界の発展促進に対する投入を増やさなければならない。

 (4)共に努力し、しかるべき責任を果たす。われわれは手を携えて協力し、世界的な問題について積極的に影響力を行使し、発展途上国の発言権を強め、平和が持続し、共に繁栄する調和した世界を築くために、より大きく貢献する必要と責任がある。

 胡主席は次のように指摘した。われわれ5カ国の協力の潜在力は非常に大きく、世界平和を守り、共同の発展を促す面ですべきことは非常に多い。団結・協力の強化はわれわれ5カ国人民の利益にかなうだけでなく、世界各国人民の共通の利益にもかなうものである。

 世界の食糧安全保障問題について、胡主席は次のように指摘した。最近、食糧価格の高騰が世界経済の中で突出した問題になっている。食糧価格高騰は世界の貧困を減らす事業に対する圧力を増大させ、地域の安定に影響を与えている。発展途上国は世界的食糧価格高騰の最大の被害者であり、われわれ5カ国も程度の違いはあるが影響を受けている。注意すべきことは、最近、国際的にいわゆる「発展途上大国責任論」が出て来て、現在の世界的食糧高騰を発展途上大国の発展のせいにしていることである。これは極めて無責任なものである。実際には世界的食糧高騰の原因は多方面にわたり、また複雑なものである。国際社会が協力を強め、総合的措置をとってはじめて世界の食糧安保を守ることができる。われわれ5カ国はみな世界の食糧生産・消費大国であり、国際社会が食糧安保を維持するため積極的に努力するよう共に促さなければならない。

 胡主席は最後に次のように表明した。中国は南南協力の枠組みの中で発展途上国と農業発展の経験を共有し、発展途上国に対する農業技術者派遣拡大、より多くの農業技術・経営管理者養成、農業援助の一層の増強など、出来る範囲でさまざまな支援を行い、発展途上国の農業総合生産能力を高める用意がある。

 他の首脳は発言の中で次のように指摘した。現在、国際情勢は目まぐるしく複雑に変化し、特に世界経済の不確定要因が増え、発展途上国は多くの問題に直面している。食糧価格の高騰は各国の経済、特に発展途上国の貧しい人々に重大な影響を与え、貧困人口の増加を招いている。食糧価格高騰の原因は複雑で、発展途上国の発展のせいにすることはできない。国際社会と国際機関は介入を拡大し、国際的投機行為を強力に抑え、世界的なインフレを防止すべきだ。

 各国首脳は南南協力、南北対話とグローバルな対策を強化し、すべての国、特に発展途上国がグローバル化によって利益を得るようにすることを呼びかけた。各国首脳は5カ国の協調の強化、挑戦に対する共同の対応を提案した。

 会合終了後、5カ国首脳は共同記者会見に臨んだ。

 会合に先立ち、5カ国首脳は集団記念撮影を行った。

 会合終了後、5カ国首脳は会合の政治声明を発表した。声明は次のように指摘している。人類はいま重要な歴史的岐路にある。グローバル化と革新による人類の生活水準向上の潜在力はいまだかつてないものである。同時に世界の平和と安全、持続可能な発展が直面しているリスクと挑戦もいまだかつてないものである。現在、世界経済は減速しており、それは主に金融分野の不確実性の存在、保護貿易主義の害の持続的存在、食糧価格の急騰、エネルギー市場の持続不可能、気候変動によるさらなる新たな脅威に現れている。こうした要因が相互に作用し、現在の国際情勢を一層複雑にしている。

 声明は次のように強調している。各国の相互依存度が高まっており、総合的、協調的方法をとって、グローバルな挑戦に共同で対応する必要がある。われわれは各国および世界の発展・繁栄の持続可能性を確保しなければならない。これはわれわれの世代の歴史的挑戦である。この基本的目標を達成するため、われわれは協調・協力を通じて、環境に配慮した公平な成長を実現し、国際協力の方法で共通の責任を果たさなければならない。

 これらの活動には令計劃共産党中央書記処書記・中央弁公庁主任、王滬寧同書記・中央政策研究室主任、戴秉国国務委員が出席した。

 (中国外交部ホームページより)

 



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