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ブエノスアイレスで北京五輪聖火リレー
2008/04/12

 

 北京オリンピックの海外聖火リレーは11日、7番目の都市ブエノスアイレスで行われた。五輪聖火は「タンゴの都」の熱情に火をつけ、数十万人が沿道で聖火を迎え、町全体がお祭気分に包まれた。

 出発式は現地時間11日午後2時35分(日本時間12日午前2時35分)、マデロ港のエコ公園で行われた。組織委はタンゴのパレードを企画した。アルゼンチン・オリンピック委員会第1副会長のアリシア・モレア女史は、「いまわれわれは世界の中心だ、全世界の目がわれわれに注がれている」と語った。

 オリンピック聖火がこの南米の都市に来たのは初めて。国際オリンピック委員会(IOC)のロゲ会長は、「五輪聖火は永遠に不思議な力の象徴であり、卓越、友情、尊重というオリンピックの価値観を追求するようわれわれを励ましている」とのメッセージを寄せた。

 聖火リレー運営チームの総指揮者、劉敬民北京五輪組織委副主席が燃え盛る聖火を高々と掲げたあと、マウリシオ・マルシ市長に手渡した。市長はトーチを最初の聖火ランナー、アルゼンチンのウィンドサーフィンのベテラン選手、カルロス・エスピノーラに渡した。こうして北京五輪のブエノスアイレスでの聖火リレーが始まった。

 リレーが始まってまもなく、ちょっとしたトラブルがあった。リレー・ルートの周囲に人々が押し寄せ、歓迎の人波が一帯を埋めたため、交通渋滞が起こり、聖火リレーがなかなか前へ進まなかった。狭い道路で、熱心なファンが集まって、収拾がつかなくなったため、リレー運営チームは進んで聖火を消し、ブエノスアイレス警察が交通整理をするのを待った。

 地元市民は歌い踊り、楽器を打ち鳴らし、五輪聖火を歓迎するさまざまの旗を掲げていた。ある市民は新華社記者に、「この神聖な瞬間を祝いたいだけで、問題を複雑にしようとは思わない。1986年のワールドカップでわが国が優勝して以来、たえてこのような歓喜に浸ったことはない」と話した。

 地元の華人・華僑は、中国アルゼンチン両国の国旗や聖火リレーのマークの入った旗、それに「北京オリンピックの成功を祈る」、「北京五輪、百年の夢」、「祖国隆盛、民族団結」などの横断幕を掲げて、北京五輪聖火への歓迎と中国がオリンピックを成功させることへの温かい支持を表明した。

 五輪聖火は地元市民に見守られながら、プエンテ・デ・ラ・ムヘール、バラ宮殿、五月広場、オベリスク、世界で最も広い7月9日通りなどブエノスアイレスの名所を通過した。そして最後にアルゼンチンの有名なテニス選手サバティーニが現地時間午後5時15分、ヌニェス地区競馬場にある終点までリレーした。交通渋滞による小さなトラブルを除き、この日の聖火リレーでは大きな事件や暴力の衝突は起きなかった。

 ゴールでの祝賀式典で、劉敬民副主席は、「中国人民からアルゼンチン人民への友情を携えてきた。21世紀の今日、われわれとあなたがたおよびオリンピックを愛するすべての人々の共通の責任は聖火の尊厳と神聖さを守り、平和、友情、進歩というオリンピックの目的を守ることだ」と謝辞を述べた。

 さらに「ブエノスアイレスは今回五輪聖火が到達した都市の中で、北京から最も遠いが、距離が遠いために心が疎遠ということは決してない」と述べた。

 「サッカー王」のマラドーナはメキシコからの帰国が間に合わず、アルゼンチン・オリンピック委員会の予定どおりトップランナーを務めることができなかった。

 北京五輪の聖火は現地時間11日夜、特別機でブエノスアイレスを離れ、次のリレー都市、タンザニアの首都ダルエスサラームに向かう。北京五輪の海外で8番目の聖火リレーは13日、ここで行われる。

(ブエノスアイレス4月11日発新華社)

 

 



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