中国の西北部、黄河の上流中部に位置する寧夏(ねいか)回族自治区。中国の五つの少数民族自治区の1つであり、6万6400平方キロメートルの土地を抱え、回族の186万人をはじめ、33の民族の562万人が暮らしている。寧夏の回族は日常的に漢字を使い、中国語を話す。回族はイスラム教を信仰するが、教義や戒律が習俗として生活に溶け込む一方、その独特な風習や伝統行事が寧夏にエキゾチックな塞上情緒を添える。
寧夏回族自治区は南北が細長く、東西が狭い。地勢は南高北低で、黄河が区内中部を西から東へ貫流している。黄河流域に広がる寧夏平原は土地が肥え、昔から「塞上の江南」という美称をもつ。南部の丘陵地帯は黄土高原に属し、林業?牧畜業に最適。寧夏は内陸部にあり、温帯大陸性半乾燥気候に属する。中国で最も日照に恵まれる土地の一つであり、四季おりおりで昼夜の温度差が大きい。
砂漠化の危機にさらされたところもあったが、弛まない努力によって食い止め、生態環境が改善に向かい、経済の発展にも寄与できた。126万ヘクタールを超える耕地と豊かな資源などに恵まれ、2000年度のGDPは265.3億元、輸出額が年度GDPに占める割合は10.8%になった。開発と協力によって、寧夏は一層の発展が期待される。