6月26日、薛剣公使級参事官は兵庫県にある日中友好の先駆者・高碕達之助記念館を見学した。これには孫志勇駐大阪総領事館副総領事、青柳陽一郎(高碕達之助の曾孫)、鷲尾英一郎両衆議院議員が同行した。
高碕記念館で、日本側は高碕達之助の生涯や戦後の日中関係再構築、発展への貢献について説明し、中国、日本側の双方は記念館や東洋食品研究所(高碕達之助が創建)に展示された「中日長期総合貿易の覚書」(略称LT貿易)調印を含めた関連史料と記念碑などを見学した。薛公使級参事官は「水を飲む時井戸を掘った人のことを忘れない」と言うが、今年、中日国交正常化45周年という重要な年に、双方は中日友好の再構築に尽力した両国の先輩政治家の勇気と知恵を改めて学び、両国関係改善のためにたゆまぬ努力を払うべきだと述べた。

見学を終えて、双方は「関西アジア倶楽部」主催の懇談交流会に出席した。薛公使級参事官と孫副総領事はそれぞれ「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)イニシアチブ、中日関係および中国と関西の経済・貿易関係について説明し、その場で質問に答え、日本側とインタラクション・交流を行った。

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