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夏宝竜氏:「愛国者による香港統治」の原則を全面的に実行に移し,「一国二制度」の実践の着実な継続を推進しよう
2021/03/04

  「『一国二制度』の制度体系を整え,『愛国者による香港統治』の根本原則を実行に移す」をテーマとするシンポジウムが2月22日,北京で開催された.中国人民政治協商会議(政協)全国委副主席で国務院香港マカオ事務弁公室主任の夏宝竜氏が開幕式に出席し,演説した.

  夏宝竜氏は次のように表明した.習近平主席は香港特別行政区の林鄭月娥行政長官の2020年度業務報告を聴取した際,次のように指摘した.香港の混乱から収拾への重大な転換で深い道理が改めて示された.それはつまり「一国二制度」の実践を着実に長く続けるには,必ず終始「愛国者による香港統治」を堅持しなければならないということだ.この重要な論述は香港の祖国復帰以来の「一国二制度」の実践経験に対する高度な総括,「一国二制度」の実践法則に対する深い明示であり,「一国二制度」の実践の着実な継続を後押しし,香港の長期安定を維持するための方向をはっきりと指し示した.

  ◇「愛国者による香港統治」は「一国二制度」方針の核心的要義である

  「愛国者による香港統治」とは,祖国復帰後の香港は愛国者が統治し,香港特別行政区の政権は愛国者の手に握られなければならないということだ.「愛国者による香港統治」は「一国二制度」方針のしかるべき主旨である.鄧小平同志は早くから「香港人による香港統治には境界線と基準があり,それはすなわち必ず愛国者を主体とする香港人が香港を統治しなければならないということだ」と明確に提起している.「一国二制度」方針はその形成当初から「愛国者による香港統治」という重要な思想的中身を含んでいた.「香港人による香港統治」を実行しようとするなら,必ず「愛国者による香港統治」を堅持しなければならず,「愛国者による香港統治」を堅持してはじめて,「一国二制度」を全面的に正しく貫き実行に移すことができる.

  「愛国者による香港統治」は香港の祖国復帰という歴史的で巨大な変化における必然的要請である.香港の祖国復帰は中国政府が香港に対する主権の行使を回復し,香港同胞が主人公となる新しい紀元が開かれたことを意味しており,香港の管轄権もこれに伴い中国人民の手に戻った.統治権と主権は切り離すことができない.香港の管轄権が祖国を愛し,香港を愛する中国人の手に握られてはじめて,香港に対する中国の主権行使回復を体現することできる.

  「愛国者による香港統治」は「一国二制度」の方針を全面的に正しく貫くうえで必ず従わなければならない根本原則である.「一国二制度」の実践が引き続き正しい方向に沿って着実に,長く続けられ,形を変えず,元の形を失わないことを確実にしなければならないために,その重要な前提となるのは,香港統治者は必ず「一国二制度」の方針を全面的に正しく理解し貫徹しなければならないということである.香港を統治する者はいずれも,「一国」が「二制度」の前提,基礎であることに心から同意し,憲法と基本法に定められた憲政制度秩序を旗幟鮮明に守り,国家主体が実行する社会主義制度を十分尊重し,中央と特別行政区の関係に関わる問題を正しく処理し,国家の主権,安全,発展の利益と香港の長期繁栄・安定を断固守り,「一国二制度」の原則の最低ラインを堅守し,外国勢力が香港の事柄に関与することに断固反対しなければならない.「愛国者による香港統治」を堅持することは「一国二制度」事業の盛衰成否に関わる重大な原則問題であり,少しでも曖昧にすることがあってはならない.

  中華人民共和国の一つの特別行政区として,香港の管轄権は必ず愛国者の手に握られなければならず,これは元来,基本的な政治倫理であり,当然の道理である.世界を見渡すと,ほぼすべての国・地域において,選挙で公職に就きたい人はみな様々な方式を通じて自身の愛国心を表現することに努め,誰よりも国を愛していることを競う.ただ香港だけにおいて,一部の人は自らの祖国に対する裏切りを政治的資本としてひけらかし,はては国家に反対し,中央政府に反抗し,自国の民族を悪魔扱いすることを選挙スローガンとし,また,就任を宣誓する時にこの上なく醜い政治的パフォーマンスを演じており,なんとまあ奇怪なことか.「愛国者による香港統治」を堅持することは高い基準ではなく,香港特別行政区で「香港人による香港統治」を実行するうえでの最低基準である.

  ◇「愛国者による香港統治」は「一国二制度」事業を推進する時代の声である

  香港の祖国復帰から20年余りの事実が十分に証明しているように,「一国二制度」は歴史的に残された香港問題を解決するための最良のプラン,また,香港の長期にわたる繁栄・安定を維持するための最良の制度設計で,強大な生命力と制度の優位性を備えており,われわれは引き続き確固として揺らぐことなく「一国二制度」,「香港人による香港統治」,高度な自治の方針を貫徹実行していく.これと同時に,前人未到の独創的な事業として,「一国二制度」の実践過程は必ずしも順風満帆ではなく,香港の復帰以降も「一国二制度」の順調な実施に不利な,さらには「一国二制度」の方針に背き,「一国二制度」の原則の最低ラインに挑戦する現象や問題が現れたことを冷静に見て取らなければならない.反中国・香港騒乱分子,「香港独立」などの過激分離勢力が各種の選挙を通じて特別行政区の統治構造の中に入り込み,これには立法会,行政長官選挙委員会,区議会などが含まれていた.彼らはこれらのプラットフォームを利用して「香港独立」の主張をまき散らし,中央の管轄に反抗し,内地<大陸本土>に対する不満の感情をあおり立て,特別行政区政府の施政を好き勝手に妨害し,香港市民の福祉を損ない,ためらうことなく香港社会全体に重い代価を払わせたのである.彼らは街中の暴と同じで,政治面における徹頭徹尾の「刺し違え派」であり,香港の騒乱発生源,また,国家の災いの元凶でもある.もし反中国・香港騒乱勢力が香港の管轄権を一歩一歩奪い取り,したい放題に振る舞い,国家の安全を害し,香港の繁栄と安定を破壊するさまざまの活動を平気で進めるのを放任するなら,また,もし外国の勢力が香港の選挙などの政治問題に関与するのを放任するなら,香港の前途はどうなるだろうか.それでもなお香港に安寧の日があるだろうか.香港の国際金融・貿易・海運センターとしての地位は維持できるだろうか.香港の住民が最も関心を寄せている住宅,雇用などの重大な民生問題を効果的に解決できるだろうか.「一国二制度」を順調に続けていくことができるだろう.皆さん,お考えいただきたい.

  反中国・香港騒乱分子が「一国二制度」の下にある香港で騒動を引き起こし,勢力を増すことができた原因は多方面にわたるものである.その中の直接的原因の一つとは,「愛国者による香港統治」の原則がまだ全面的に明確化されていなかったことにある.香港特別行政区ではまだしっかりとした「愛国者による香港統治」の局面が形成されていない.香港の社会各界の人々も,「愛国者による香港統治」という大きな是非の問題において根本から改めることは当面の急務であり,「愛国者による香港統治」という根本原則を確実に定着させるのは共同の責任であることをますます深く意識するようになった.

  ◇「愛国者による香港統治」という客観的な基準を堅持しなければならない

  その人が愛国者であるか否かをどう判断するのか.鄧小平同志はかつて権威ある論述の中で「愛国者の基準は自身の民族を尊重し,香港に対する祖国の主権行使回復を誠心誠意擁護し,香港の繁栄と安定を損なわないことである」と述べている.鄧小平同志のこの論述は香港の祖国復帰前の状況に重点をおいて述べたものであり,線引きの基準は幅広く,これは中国共産党の政治的度量の大きさを体現している.愛国か否かは結局のところ,その人が愛国の心を持っているかどうかを見なければならず,これは小平同志が言う「誠心誠意」に他ならない.香港の過渡期と復帰以降に出現した様々な現象と問題,特に愛国者と反中国・香港騒乱者のそれぞれの行為と結び付ければ,両者の明らかな違いをはっきりと見抜くことができる.主には以下の三つの方面に表される.

  1,愛国者は必然的に本心から国家の主権,安全,発展の利益を守っている.反中国・香港騒乱者は逆に,国家の主権,安全,発展の利益を守らないだけでなく,下心をもって国家の主権,安全,発展の利益を害する活動に従事している.習近平主席は香港祖国復帰20周年祝賀大会での重要演説の中で,「一国二制度」の下で抵触してはならない「3本の最低ライン」を明示し,国家主権の安全を害し,中央の権力と香港基本法の権威に挑戦し,香港を利用して内地への浸透と破壊を行う活動はいずれも最低ラインに抵触しており,いずれも絶対に許されないものだと指摘した.国家主権の安全を害する活動に従事しないことが愛国者にとっての最低の基準だと言えよう.様々な手段を利用して中央政府をヒステリックに攻撃し,「香港独立」の主張を公然と喧伝し,世界で国家と香港の「悪口を言い」,中国と香港への制裁・圧力を外国に頼み込む人は疑いもなく愛国者ではない.香港国家安全維持法(国安法)に触れる人はなおのこと愛国者の中に入らない.

  2,愛国者は必然的に国家の根本制度と特別行政区の憲政制度秩序を尊重し,これを守っている.国家は抽象的でなく,愛国も抽象的なものではなく,愛国とは中華人民共和国を愛することだ.憲法は国の根本法,香港基本法の母法である.憲法で確立された国の根本制度と憲法の権威を守ることは香港同胞を含む全中国人民の共同の責任と義務である.憲法は必ず順守しなければならず,違反すれば違法となる.憲法の権威と尊厳を守ることは一人ひとりの中国公民に対する必然的な要求であり,これは愛国者の行動準則でもある.中国共産党は人民を指導して中華人民共和国を創設した.社会主義的民主を実行しているわが国では,異なる政治的見解を持つことが認められる.しかし,ここにはレッドライン<越えてはならない一線>があり,それはすなわち国の根本制度,言い換えるなら,中国共産党の指導する社会主義制度を損なう事をやることは絶対に許されないということだ.「一国二制度」は中国の特色ある社会主義の重要な構成部分であり,中国共産党は中国の特色ある社会主義の指導者,「一国二制度」方針の創設者,「一国二制度」事業の指導者である.同じ人が「一国二制度」を擁護すると公言しつつ,「一国二制度」の創設者,指導者に反対するなら,それこそ自己矛盾ではないか.

  香港特別行政区の憲政制度秩序は国の憲法と基本法が確定したものであり,その核心は国家の中における香港特別行政区の法的地位および中央と特別行政区の関係である.香港特別行政区の憲政制度秩序を尊重,擁護するときは必ず国家の統一と主権の安全を断固擁護し,中央と特別行政区の上下関係を正しく理解,把握し,憲法と香港基本法が中央に与えた各種の権力を確実に尊重,擁護して,特別行政区の高度な自治権を正しく行使しなければならない.国の根本制度に挑戦し,香港の憲政制度秩序を拒んで受け入れず,又は極力ねじ曲げようとする者は愛国者の中に入らない.

  3,愛国者は必然的に香港の繁栄と安定を全力で守っている.香港の「黒暴力」・「刺し違え」・「香港独立」分子は平気で香港を破壊し,これによって民衆を巻き込み,中央を脅迫した.「刺し違え派」は街中でも,または立法会,区議会でも,決して香港の繁栄と安定を守っているのではなく,逆に,彼らは香港の繁栄と安定の破壊者なのである.人々はこのことをますますはっきりと認識している.「刺し違え派」は当然,愛国者の中に入らない.

  香港特別行政区は中華人民共和国の切り離すことのできない一部であり,香港特別行政区に忠誠を尽くすというなら,当然のことながらまず中華人民共和国に忠誠を尽くさなければならない.香港を愛することと国を愛することは引き裂くことができず,ましてや対立させることはできない.香港社会の圧倒的多数の中国公民は国を愛している.愛国者の対立面に立つのは少数の反中国・香港騒乱分子である.彼らは「一国二制度」の破壊者であり,彼らが香港特別行政区の政権に割り込むことは許されない.現在も将来も許さない.香港復帰後の20年余りの事実が証明しているように,少数の反中国・香港騒乱分子は香港に破壊,混乱,テロなどの災難をもたらすだけであり,愛国者であってはじめて香港人の真の幸福を図り,香港に繁栄と安定をもたらし,香港と祖国の共同の発展を促進することができる.

  われわれは「愛国者による香港統治」を強調しているが,それは決して「画一化」を求めるものではない.香港の大多数の市民はもともと愛国・愛香港の伝統を持っており,「愛国者」の範囲は過去,現在ともに幅広く,将来もそうである.香港は中国と西洋の文化が融合し,多様・多元的な社会であり,一部の市民は香港のような資本主義社会に長い間暮らしていたため,国家,内地のことがあまりよく分からず,さらには国家,内地に対する様々な先入観や偏見が存在している.これらの人々が取る態度については,中央は理解し,大目に見ており,また,彼らが引き続き愛国・愛香港の立場を守り,反中国・香港騒乱分子とはっきり一線を画し,香港ガバナンス(統治)に積極的に参加するものと固く信じている.

  香港特別行政区の政権の枠組みの中で,重要なポストにあり,重要な権力を握り,重要な管轄責任を負う人は必ず確固たる愛国者でなければならない.愛国の基準において,彼らに対しては一段と高い要求がなければならない.香港特別行政区で重要な管轄責任を負う人については当然,以下の幾つかの要求を満たさなければならない.1,「一国二制度」の方針を全面的に正しく貫くこと.「一国二制度」方針の真髄・要義を深く系統的に学習,会得するとともに,「一国二制度」の理論を上手に運用して,香港が直面する様々な困難や問題を分析,解決しなければならない.どのような困難や試練にぶつかろうとも,終始毅然として「一国二制度」という制度への自信をぐらつかせず,国の根本的利益と香港全体の利益の立場に立ち,正しい方向をつかみ,原則の最低ラインを堅守する.2,原則を堅持し,敢然と引き受けること.国家の主権,安全,発展の利益と香港の長期にわたる繁栄・発展に関わる重大な原則問題において,特別行政区の管轄権を握る人は必ず勇敢に前面に出て,先頭に立ち,「一国二制度」を守ることを最高の責任として,「一国二制度」の原則に挑戦し,「一国二制度」の実践を破壊する行為と断固たる闘争を行わなければならない.3,胸に「国之大者」<国家の大事>を思うこと.香港の運命は従来から祖国の運命と緊密に結びつき,苦楽を共にしてきた.中華民族の偉大な復興という戦略的高みと国の発展という全局に立ち,香港の将来を計画し,香港のことをきちんとやり,「一国二制度」の実践を推進しなければならない.必ず一切のためらいや動揺を捨て去り,祖国の近代化建設全面推進の戦略的チャンスをつかみ,祖国を背にしていることと世界に向かうことを結び付け,国家のニーズと香港の長所を結び付け,祖国の支援と自身の努力を結び付けて,香港のより良い未来を切り開き,中華民族の偉大な復興に輝きを添えなければならない.4,至誠の心で一致団結すること.愛国者は共通の目標,共通の理想を持たなければならず,心を一つにして協力し,愛国・愛香港の共通の旗印の下,緊密に団結し,社会全体のプラスのエネルギーを引き出すことによって,愛国・愛香港の強大な力と勢いを形成しなければならない.

  ◇「愛国者による香港統治」の原則を実行に移すには関連の制度を整備しなければならない

  「愛国者による香港統治」の原則を実行に移すには複数の措置を同時に講じ,総合施策をとる必要があり,その中で最も鍵となる,最も差し迫っていることは関連の制度を整え,特に選挙関連制度の整備に力を入れ,香港の管轄権が愛国者の手にしっかり握られるのを確実にしなければならないことだ.このため,以下の原則を必ず堅持しなければならない.

  第一,必ず憲法と基本法に厳格に従って物事を進めなければならない.香港の選挙制度のさらなる整備とは,憲法と基本法に定める枠組み内で,香港の祖国復帰以降における「一国二制度」の実践の経験と教訓を総括することを踏まえ,関係法律の抜け穴をふさぐことに他ならない.香港の選挙制度は▽公衆の民主的権利を十分尊重するだけでなく,国家の主権,安全,発展の利益も確実に守る▽香港が法律に基づいて享受する高度な自治権を尊重,保障するだけでなく,中央の香港に対する全面的管轄権も確実に保障する▽各種選挙の公正性,公平性,公開性を保証するだけでなく,反中国・香港騒乱分子,国際的な反中国勢力の政治代理人が特別行政区の政権機関に入ることも確実かつ効果的に阻止する―という効果を実現するものでなければならない.

  第二,必ず中央の主導権を尊重しなければならない.特別行政区を創設し,特別行政区の制度を確立することについて,その権限は中央にある.選挙制度は香港特別行政区の政治制度と政治体制の重要な構成部分であり,関連の選挙制度を整備するときは必ず中央の主導下で行わなければならない.中央の主導権を尊重することと特別行政区政府の法に基づく関連事項の処理権限を尊重することは矛盾しない.選挙関連制度を整える過程で,中央政府は必ず特別行政区政府と深い意思疎通を図るとともに,香港社会各界の意見を十分に聞くだろう.

  第三,必ず香港の実際の状況に合致させなければならない.香港の選挙制度は決して外国の選挙制度を単純に模倣または踏襲するものであってはならない.香港の実際の状況に合致し,国家の安全維持と香港の長期繁栄・安定の維持に有利な選挙制度こそが最良の制度なのである.

  第四,必ず行政が主導する体制を実行に移さなければならない.香港が実行しているのは行政長官を中核とする行政主導体制である.行政長官は特別行政区の政権構造およびその運営の中で主導的かつ中核的な位置にある.選挙制度を整備するときは,どのようにして行政機関と立法機関の関係を改善し,特別行政区政府の施政効果を絶えず高め,特別行政区の統治能力・水準を引き上げ,良い政治・統治を促進するのかをより多く考慮しなければならない.また,どのようにして権限の線引き,共通認識の凝集の実現を図り,それによって各方面の力を経済の発展,民生の改善という第一の要務に集約するのかをより多く考慮しなければならない.

  第五,必ず完備した制度的保障がなければならない.「愛国者による香港統治」は必ず制度面で明確にしなければならない.関係する制度体系を整備し,役に立つ方法を採用して,特別行政区の行政,立法,司法各機関の構成要員および重要な法定機関の責任者などはいずれも本当の愛国者が確実に担うようにしなければならない.重要なポストはどのような状況下においても反中国・香港騒乱分子が占めることがあってはならない.

  香港の復帰以降,中央政府は終始揺らぐことなく香港基本法と全国人民代表大会(全人代,国会に相当)常務委員会の関係する決定の規定に従い,真心と誠意をもって香港の民主制度の秩序ある漸進的発展を後押しし,広範な香港住民が民主的権利を行使するのを最大限保障してきた.香港の選挙制度を整備するのもまた,香港の民主制度がより健全かつ順調に発展するのを保障することが目的である.香港の民主制度の発展は「愛国者による香港統治」という根本原則に背くことがあってはならない.

  夏宝竜氏は最後に次のように表明した.私がきょう話したことの多くは実は「古いメロディーを再び奏でたもの<従来の主張>」である.香港と国際社会ではいつも一部の人がわれわれの良い曲の音程をわざと間違え,はてはひどく調子を外しており,こうしたことを念頭に置けば,われわれはこの古いメロディーを再度奏でてはっきりと響き渡らせ,ゆがめられた調子を再び正す必要がある.これは間違った見解を正すことに他ならない.香港の復帰からすでに24年近く,マカオの復帰からも22年近くが経つが,それでもなお唱えなければならない古いメロディーがある.それは「一国二制度」が変わらないということだ.香港国安法の制定,実施であれ,または特別行政区の選挙制度の整備であれ,さらにはわれわれがやっている他の全てのことはいずれも「一国二制度」を堅持,完備することが目的であり,確固として揺らぐことなく「一国二制度」の実践を正しい方向に沿ってより着実に長く継続させるためである.